サニブラウン、「9秒99の衝撃」を所属フロリダ大が映像公開 レース直後は悔し顔も… - THE ANSWER
(出典:THE ANSWER) |
サニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown、1999年3月6日 - )は、日本の陸上競技選手。専門は短距離走。 福岡県出身。ガーナ人の父と日本人の母を両親に持つ。父親はガーナ人でサッカーの経験があり、母親は100mとハードルで全国高等学校総合体育大会陸上競技大会に 15キロバイト (1,289 語) - 2019年5月12日 (日) 07:21 |
どんどん東京五輪が楽しみになる
どんどん更新していつか100Mでメダル取ってもらいたいね
0.1秒の世界だからこそ、魅力ある競技だよね
サニブラウン9秒99!桐生祥秀に次ぐ2人目9秒台
<陸上:米大学南東地区選手権>◇11日◇アーカンソー州フェイエットビル◇男子100メートル決勝
陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が日本人2人目となる9秒台をマークした。決勝で9秒99(追い風1・8メートル)。
白いシャツを身にまとったサニブラウンは、スタートから力強い走りで加速した。筋骨隆々の、ひときわ大きくなった体からみなぎるエネルギーが爆発した。50メートルすぎ、食い下がるライバルたちを引きはがしトップに躍り出ると、最後まで勢いは落ちずフィニッシュ。1位でゴールすると同時に左側の記録板を見た。9秒99。チームメイトと抱き合い、快哉(かいさい)を叫んだ。
桐生祥秀(23=日本生命)の持つ日本記録9秒98には及ばなかったが、自己記録を0秒06一気に更新し、「10秒の壁」を簡単に打ち破った。20年東京オリンピック(五輪)の参加標準記録(10秒05)の突破も日本勢男子100メートルで第1号となった。
3月の全米大学室内選手権の60メートル予選では、室内日本記録に並ぶ6秒54をマークを出していた。もともとスタートは得意ではなく後半型の選手。なのに60メートルで好記録を連発していたから、距離が伸びれば、驚きのタイムが出そうな気配が漂っていた。17年世界選手権(ロンドン)は200メートル決勝に大会史上最年少となる17歳157日で進出した大器は、ものが違った。
東京・城西高を17年3月に卒業後、オランダでの拠点を経て、同年秋から米フロリダ大へ進んだ。競技に関する設備面だけでなく、スポーツマネジメントも学ぶため、日本を出るという王道とは違う道を選んだ。92年バルセロナ五輪100メートル銅メダリスト、デニス・ミッチェル(米国)らを育てたマイク・ホロウェイ・ヘッドコーチらのもと、スタートを改良。現在は無理に低く出ることを意識せず、自然に上体が上がるイメージを心掛けている。フロリダ大では仲間と一軒家で共同生活だ。自炊をし、仲間に振る舞うこともある。
これまでの競技人生はケガとの戦いもあった。16歳で出場した15年世界選手権(北京)の200メートルは準決勝に進出するビッグサプライズを起こした。しかし、16年6月、高校総体南関東大会の男子400メートルリレーに第1走者で出場後の練習で左大腿(だいたい)部の肉離れ。1週間後の日本選手権の欠場を余儀なくされ、16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)への挑戦が断たれた。
17年世界選手権は100メートル予選を向かい風0・6メートルと条件に恵まれない中、10秒05で通過。準決勝は大台突破の期待が膨らんだが、スタートから4歩目でバランスを崩し、10秒28に沈んだ。200メートルでは決勝に進出する快挙を果たすも、右太もも裏を痛め、その後のシーズンは休養を余儀なくされた。昨年5月にも右脚付け根を痛め、走り始めたのは8月中旬。満足なシーズンを過ごせていなかった。
188センチ、83キロの体格を生かした大きなストライドが武器。その驚異のポテンシャルを示した。高校時代からウサイン・ボルト(ジャマイカ)が持つ世界記録9秒58を目標にしていた。まだまだ記録を伸ばしていきそうな雰囲気がある。
5/12(日) 8:50配信 日刊スポーツ
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