さらば「パジェロ」、三菱看板SUVが消えゆく意味 - 東洋経済オンライン 三菱自動車工業の4輪駆動車であるパジェロが、今年8月で国内向けの生産を終了する。パジェロは、今日のSUV(スポーツ多目的車)の草分けの一台として1982年に誕生 ... (出典:東洋経済オンライン) |
パジェロ(PAJERO)は、三菱自動車工業が製造・販売するSUVである。 RVブームと呼ばれた1990年代に販売台数を大きく伸ばし、日本での四輪駆動車の代名詞が同社の「ジープ」であったこともあり、「パジェロ」の呼称も世間で広く認知されるに至った。 パジェロと一致して語られることの多い市販車無改造部門 114キロバイト (11,568 語) - 2019年5月18日 (土) 11:23 |
今では街で見かけることはめったにないが、かつて「パジェロ」といえば、“カッコいい男”が乗る車の代名詞だった。その、パジェロの国内向け生産を8月で終了すると三菱自動車が発表したのは、4月24日のこと。一時は年間17万台を生産するほどの人気車だったが、昨年度の国内販売台数は621台である。
モータージャーナリストの清水草一氏が言う。
「パジェロは日本のSUV車の先駆けとも言える存在です。しかし、今では各社が競ってSUVを出しており、存在感が薄れたともいえる。三菱自動車においても、パジェロはデリカD:5のようなミニバンにアウトドア・カーの主役を奪われていたのです」
全盛期のパジェロを語るうえで欠*ことの出来ない人物が篠塚建次郎氏(70)である。俳優の夏木陽介氏とともにパジェロを駆って「パリ・ダカール・ラリー」など、世界中のラリーに参戦、WRCで2回優勝した元社員ラリーストだ。2002年の「パリ・ダカ」3位入賞を最後に三菱を退社し、今は山梨県の清里でペンションを経営している。その篠塚氏に聞くと、
「やはり生産終了は“さみしい”の一言です。パジェロが売れたおかげで、当時(1990年代)は会社もトヨタ、日産を脅*ほどの勢いがありました。しかし、その後の不振をなぞるように会社にも勢いがなくなってしまった。売れない理由は様々でしょうが、クルマとしての魅力がない。それに尽きると思います」
2019年5月26日 5時59分
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